田園都市生活には、ペットは欠かせないですね。ワンちゃんも飼われている方は多いですが、それに匹敵するくらい、いやそれ以上に猫ちゃんを飼われているお宅は多いのでは。
今回は、東急世田谷線の西太子堂駅すぐそばにある、扱っている本にすべて猫が出てくるというちょっとユニークな本屋さん【キャッツ ミャウ ブックス】をご紹介します。
猫好きの方は是非一度音連れても楽しいのではと思いますよ!
キャッツ ミャウ ブックスのオーナーの安村さんのお話!
世田谷線の西太子堂駅からすぐそばの住宅街で小さな本屋を営 んでいます。
ここに並ぶのは、すべて猫が出てくる本。実用書や 写真集、絵本、猫が登場する小説、科学、経済などジャンルは多岐にわたり、3000円ほど取り揃えています。もともと本も猫も好きでコツコツ集めていましたが、オープン前はリサーチを繰り返し、 ひたすら“猫本”を探しました。普通の本屋のように作家別、ジャンル別にあえて陳列していません。けれど、どの本にも必ず猫が出てくる。それがわかっていると本探しも楽しくなります。
小さい頃から本が好きで、毎日のように本屋に通っていました。 本屋が減っている現状に寂しさを感じていましたが、30年近く会 社員として働いている自分が本屋を始めるなんて考えてもいませ んでした。きっかけは、3年前にみなとみらいのシェアスペース 「BUKATSUDO」で行われていた「これからの本屋講座」。本屋業界のことを知りたいと、軽い気持ちで通い始めました。
ところが、ある日の講座で、「猫と本とビールが好きだからすべてが揃った本屋を作りたい」と自分のアイデアをプレゼンしたら、「おもしろい からやってみたら?」と講師から背中をポンと押されて。人生は何かのきっかけで変わる。チャンスを逃さないことが大事なんだなと。
今、店には4匹の店員猫がいます。
オープン時に、なかなか里親のつかなかった保護猫を迎え入れました。その子たちが看板猫とし てき、お客さんを呼ぶ。猫が本屋を助けてくれる代わりに、売 上の10%を保護避の活動をする法人や団体に寄付し、猫を守る。 最初のアイデアを突き詰めた結果、「猫と本屋が互いに助け合う店」 という、現在のコンセブトが生まれました。
猫たちは店の奥にあるスペースで昼寝をしたり、自由に歩き回っ たり、思い思いの時間を過ごしています。2階の私たちの住居スペ ースと行き来できる設計になっていて、猫にとっても居心地の良い 空間であることを大切にしています。
このスペースで買った本を読 んだりビールやコーヒーを片手にのんびりしたり、お客さんも思い思いに過ごされています。私はこの子たちが天寿を全うするまで、“2 代目店員猫”を迎え入れることは考えていません。
今いる4匹はと ても仲が良いので、そのバランスを崩すのはどうなのかなと。家族の、店の一員として、今いる猫たちを大事にしたい。そんな思いが通じ 何ているのか、店員猫たちはいつもおだやかなのかもしれませんね。
キャッツ ミャウ ブックスのアクセスは!
猫好きのあなた。行ってみたいという方は以下のとおりのアクセスでどうぞ。
(電車でのアクセス)
東急三軒茶屋駅より世田谷線で一つ目の駅【西太子堂】下車1分
(住所)
154-0023 東京都世田谷区
東京都世田谷区若林1-6-15